アシロのおこなっている事業は以下の4つ。
リーガルメディア事業
派生メディア事業
リーガルHR事業
保険事業
この4つの事業のうち主力は、リーガルメディア事業である。
アシロがターゲットとしている顧客は、一般の消費者ではなく専門家の「弁護士」で、弁護士側が月額料金をアシロに支払うことで、弁護士を利用したい人と弁護士をマッチングするサイトを利用することができる。月々いくらという固定の定額制なので一度契約してもらえれば継続的売上が見込める「ストック売上」となる。
派生メディア事業とは、人材紹介会社と転職希望者をマッチングするサイトを運営している事業となり、こちらは定額ではなくて、完全成果報酬となる。人手不足が騒がれている昨今、このような求人系の事業は今後も伸びると思われる。
リーガルHR事業とは、「弁護士さん自身の転職」を支援する事業となる。主に、法律事務所から他の法律事務所への転職を支援している。転職が成功した人の年収の数十パーセントが報酬となる。この事業は専門性が高く、他の転職サイトよりもアシロに強みがある。
保険事業とは、通常の保険制度と同じく、利用者から保険料を頂くことになる。収入源を弁護士だけでなく一般の消費者からもいただくことで、アシロにとってより売上を拡大することができる。
アシロの将来性
アシロは、2023/5末現在、898件の顧客を有しており、毎年、確実に顧客数が増えている。
日本に存在する法律事務所数は約17000件以上もあるが、約5%程度しかアシロを利用してもらっていないことは、今後も伸びしろがあることは間違いない。
良い口コミ、営業活動が生かされて、より認知が広がればまだまだ成長拡大が期待できる。
また、さらなる事業発展のために、株式会社ビッコレの株式取得をしたり、業務提携やM&Aの期待も高い。
時価総額が低い今のうちに仕込みたいと思わせてくれる銘柄である。
アシロの株価が上昇しない理由など
アシロは業績好調だが、上方修正を控え目にする傾向がある。その理由の1つに「グーグルのアルゴリズム」の影響がある。アシロに限らず、主にウェブサイトから集客を行っている場合、グーグルのアルゴリズム次第では検索結果の1ページ目に表示されなくなってしまう現象が起こる。もしも自社サイトが検索結果の上位に表示されにくくなると「売上減少」に直結してしまうからである。グーグルに対し有料で広告を出せばよいではないかとも思うが、その場合は多くのコストがかかってしまうため、やはり自社サイトが上位に表示され続けるような価値のあるサイト運営を続けることが利益を出しつづける最善策であろう。
また、新型コロナウィルスによって世の中の状況がまだまだ先読みできないことも上方修正を出しずらい理由のひとつなのだそう。
何度も言うが、業績は好調なので、アシロは今の価格よりかは「半値になりにくい」リスクの小さい銘柄だと言える。
今後の事業拡大のためには人材確保が必須であることを社長は理解していて、そのために経費を大幅に増大し先行投資をすることで利益が小さく見えてしまうが、この先行投資が3年後とかに大きく生きてくれるわけなので、私個人的には、将来が本当に楽しみで仕方がない。
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