毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまう人は、ほとんど歯垢が落ちていないからだということを基礎編でお話しました。そこで虫歯にならないためにはブラッシングを学ぶ必要が最初に出てきます。
ブラッシング指導を受けるか、書籍で学ぶ。
私は、「あなたの人生を変えるスウェーデン式歯磨き」という本でブラッシングの基礎を学びました。独学だと自信がない人は歯医者さんに直接指導してもらうのが良いでしょう。
子供の頃に小学校で教わったこととか、親から教わったこととか・・ほとんど覚えていません。大人になったらもう1度学びなおすことが必要だと思います。
しっかりと学んだら、週に1回とか本当に磨けているかどうかを歯石染色液で定期的に確認するのが良いでしょう。
唾液の質を良くする
いくら完璧な歯磨きが出来たとしても、100%歯垢を取る方法はないそうです。必ず歯垢は残ってしまうのです。
そこで活躍するのが唾液です、唾液はアルカリ性で口の中を中和させるだけでなく、あらゆる口の中のバイ菌を退治してくれるのです。
口は食べ物を胃の中に入れるための入り口です。毒を胃の中に入れないために口の中で殺菌をしてくれるのです。
食べ物は良く噛んでから飲み込む必要があるのは、唾液による殺菌作用を利用してから胃の中に送り出すためですね。
そんな唾液には質があります。
ストレスをかかえ緊張状態が続くと、ネバネバした唾液が分泌されます。虫歯にならないために必要な唾液はサラサラとしたタイプのものです、サラサラ唾液が食べかすを落としたり、歯の汚れを洗い流してくれます。歯磨きをたいしてしないのに虫歯になりにくい人たちが存在しますが、すばらしい唾液が出ているものと想像ができます。
唾液の質を上げるためには?
唾液は血液から出来ています。そんな血液は食べたものから出来ています、つまり白砂糖たっぷりのお菓子やジャンクフードばかり食べていると血液が汚れ、結果的に唾液の質が悪くなります。
日本人らしい健康的な食事を追求するのも良いですが、化学調味料たっぷりの惣菜を避けたり、カップラーメン、ハンバーガーなどのジャンクフードを避ける努力をしたほうが簡単だと思います。
寝ている間の口呼吸をやめる
寝ている間に口があいてしまう人はどうしても乾燥してしまいます。乾燥することで唾液がなくなり口の中がカラッカラになります。こんな状態だと歯が無防備になり酸性に傾き歯垢もつきやすく虫歯になりやすくなります。
寝ている間の口呼吸をやめる方法はとても簡単でテープを貼ることがおすすめです。
ガーゼなどを止めるためのテープが良いです。唇の中央に1本貼ります。完全に塞ぐと危ないので90%位口が塞がる感じが最初は良いでしょう。
口が閉じている状態で寝れるため、いびきも減りますし、無意識にいつのまにか口呼吸になってしまうことを防ぐことができます。
虫歯は夜寝ている時の対策が本当に重要なのです。
歯磨きするタイミングを間違えるな
朝、昼、おやつ、晩、と1日4回以上歯磨きをしている人がいるようですが、これは磨きすぎです。「歯を磨いてはいけない」というショッキングなタイトルの書籍も販売されているように、磨きすぎによって歯がどんどん削られて結果的に歯が弱くなって虫歯になりやすくなってしまう残念な結果になってしまいます。
歯ブラシは夜は必ず、できれば寝起きに磨くこと以外は積極にやらないほうが歯にとっては良いのです。そのかわりフロスを使って食べかすを落としてあげたり、毒出しうがいでブクブクしてあげるのが良いでしょう。
また、夜ご飯を食べてすぐに磨くことはおすすめできません。食後すぐは歯が柔なくなっている状態なので、硬い歯ブラシを当ててしまうとどんどん歯が減ってしまいます。ですから食後20分から40分は唾液の力で洗い落としておくのが良いでしょう。
定期検診を受ける
30代、40代にもなれば、虫歯だけでなく歯周病になる可能性が急激に増加していきます。
どんなに歯磨きを徹底しても、どんなに唾液の質を上げても、加齢のために虫歯になりやすくなることはやむを得ません。
そのため、あくまでも補助的に歯科医による検診を受けることが必要となってくるのです。
歯周病になってしまったり、虫歯が進行してしまったら、どうしても自力では治すことが不可能となります。
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