テレビや新聞ニュースが報じないパチンコ三昧、競馬三昧、タバコ三昧の違い

テレビや新聞のニュースを見ていると

「生活保護を受けているのにパチンコ三昧、赤ちゃんを駐車場の車に放置してパチンコ三昧、借金してまでもパチンコ三昧」など、何かにつけてパチンコを悪者扱いしている傾向がある。

過去に、「パチンコ」の部分が、「競馬」に置き換わって報道されたことは私の記憶では滅多にない。

 

「生活保護受給者なのに競馬三昧、赤ちゃんを抱っこしながら競馬三昧で赤ちゃんがぐったり救急搬送、競馬で借金地獄の主婦」など、あまり聞かないフレーズですよね。

 

パチンコは悪、競馬は正なのかと言えば、そうではなく両方とも、ただのギャンブルに過ぎません。

決定的な違いは、公営ギャンブルかそうでないかの違いというだけです。

 

公営ギャンブルである競馬の場合、ギャンブル中毒者から巻き上げたお金を国が回収できます。

ただ、パチンコは公営ギャンブルではないので、直接的には国がお金を回収することはできません。(売上の一部が法人税として回収できるという考え方もできなくはないですが・・)

タバコも、宝くじも、競馬も、国(一部地方自治体)としてはお金が回収できる以上、たいていのことは目をつぶります。

 

そんな事情を知ってか知らずか、テレビや新聞などの報道機関は、悪口を言いません。大人の事情ですね。

 

勘の良い人ならお気づきかもしれませんが、

タバコについては、健康被害とか大々的に騒がれていますよね?それって、タバコ税が回収できるのにどうして報道されるのですか?という疑問があるかと思います。

それは、厚生労働省がからんでします。

 

さすがに、タバコが体に悪いということは、子供でも理解できますよね?

やめたいけどやめられないのがタバコなのですが、このまま健康を害するタバコを国として放置することはリスクが高すぎます。

タバコは有害ですということを国民に多く知らせる必要があるのです。

医療費の増大は国家として大問題であります、あまりにも体に悪いタバコをやめさせたいという意図もあるのでしょう。

 

タバコを廃止したら税収が減るではないか?そんなことするのかな?という問題に関しては解決策は簡単です。

タバコを値上げすればいいだけです。本当のタバコ中毒者は1箱1000円だろうが買います。借金してでも買うでしょう。そのため購入者数は減っても税収は大きく減ることはないのです。

タバコの購入者が減れば、必然的に健康を害する人数は減ります。

厚生労働省としては、統計を重視しますから、税収を確保しつつ健康を害する人を減らすことに意義があるのです。

それでもタバコを吸いたい人は、どうぞご自由に、ただ自己責任でお願いしますというのが国の方針ですね。

 

テレビや新聞もそういった国の事情を知っているので、タバコに関してはバッシングすることも多々あります。

 

しかし、競馬中毒者を減らすことはしません。

 

競馬人口が減ってしまうと確実に税収は落ちます。

馬券を買う人が少なくなると売上が減るからです。

もしも、税収確保のために的中した際の回収できる金額(配当)を少なくしたら、それこそ競馬人気は落ち続けてしまいます。せっかく当てたのに微々たる金額しか回収できないのならば魅力はありませんよね。

それが出来ないから、競馬人口を減らすことがないように、競馬バッシングはNGとなっているのです。

 

パチンコ依存症患者が増えても、パチンコ屋が潰れても、国は痛手を負いません。

むしろ、これからの医療は「精神病患者」を増やしたいのではないかという医療業界の傾向も伺えますので・・・

 

結局、パチンコがなくなっても、競馬も競輪もオートも、競艇も、国がお金をもらえるギャンブルはいくらでもありますからね。

宝くじもそうですね。ギャンブラーは他のギャンブルに手を出しますよ。国としてはどうぞご自由に!どうせ国が回収できますからというスタンスなのですね。

世の中というものは、お金中心に動いていますから、普段のニュースに疑問を感じたら、お金がどのように絡んでいるのか調べてみると面白いですよ。

世の中お金じゃない、お金なんて関係ないと言っている人は、テレビに対して文句言っているだけではなくて、「きれいごと」では済まされないこともあるのだと理解することで、テレビに対して同情できるかもですね。

 

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