我が家では健康維持のために、サラダ油をやめて、オリーブオイルに切り替えた時期がありました。
最初に購入したオリーブオイルは、カルディーというコーヒー豆や食品などを扱うショップで適当に選らんで買っていました。
たしか、(イタリア産エキストラバージン)オリーブオイルが1リットル1000円前後だったと思います。
当時は、あまり気にしませんでしたが、今となってはエキストラバージンなのに1リットル当たり1000円とは・・・・めちゃくちゃ安いというか、安すぎるオリーブオイルだなって思うようになりました。
ネットで調べてみると、エキストラバージンオイルが100ミリリットルで5000円とか平気で売っていますし、我が家で使っているのは1リットル1000円なのに・・・何この違いって思いますよね?
それでも、エキストラバージンってラベルに書いてありまうし、安いに越したこともないですし、サラダ油よりかはマシかなって思って使い続けていました。
著者・多田俊哉(日本オリーブオイルソムリエ協会 理事長)氏の書籍、「そのオリーブオイルは偽物です!」を読んで・・
多田さんは、どんなオリーブオイルでも試飲すれば、本物と偽物のオリーブオイルを見分けられるといいます。(ちょっと練習して慣れれば誰でも分かるようになるそうです)
そんな多田さんが、今日本に流通しているオリーブオイルは偽物ばかりだと強気に宣言されている書籍が、「そのオリーブオイルは偽物です!」なのです。
私は、「あー多分、我が家のオリーブオイルも偽物なんだなぁ」と実感せざるを得ませんでした。
偽物のオリーブオイルの特徴
・ひまわり油やピーナッツオイル、大豆などが混ぜられている
・エキストラバージンオイルに、低級のオリーブオイルが混ざっている
・緑色の着色料を混ぜている
・虫食いやカビているオリーブの実を材料としている
・管理がずさんで出荷のときには酸化、劣化が進んでいる
偽物のオリーブオイルの特徴は、残念ながら見た目ではほとんど分からないのが実情です。しかも、実際に口にしてみないと本物かどうかが分からないだけでなく、口にしても本物のオリーブオイルを知らないと、偽者と区別ができるわけではありませんよね。
では、本物のオリーブオイルって何なの?ってことになるのですが、
本物の場合、オリーブの実の収穫から瓶詰めして発送するまで、全く手を抜かず本当に手間隙かけて作られているのです。
その地道な苦労は、味となって消費者の手に届くことになります。
しかし、日本の場合、まともな会社が輸入して日本で販売していても本物のオリーブオイルの味を分かっていないことが多く、偽物ばかりを掴まされてしまい、それを購入した消費者が、「これがオリーブオイルなんだ」と味覚が慣れてしまうほどだと言われています・・。
オリーブオイルは健康のために使うもの。
オリーブオイルは健康を意識している人が使っていることが多いと思います。しかし、日本で販売されているオリーブオイルは、健康どころか逆に健康を害してしまうような気がします。それほどオリーブオイル業界はモラルが低い状況になっているようです。
逆に、値段が高いオリーブオイルなら信頼できるのか?
安いものは偽者の可能性が高いことが納得できますが、高ければ安全というわけでもないようです。高くても粗悪なオリーブオイルが流通しているようです。
安物で被害を受けるなら諦めがつきますが、高いお金を出してお金も健康も被害を受けてしまうのは許せませんよね。
安全で本物のオリーブオイルを見つけるまで、買うのを中止しました。
オリーブオイルは、多田氏のように本物の味が分かる人に選んでもらって購入するのが一番だと実感しました。本物の値段は、たしかに高いですが価値はあると思います。しかし効果なオリーブオイルを毎日の料理の主役にしてしまうとコストがかかるため、いったんオリーブオイルの購入をやめることにしました。
オリーブオイルの代わりに「国産無農薬のなたね油」を基本の油に使うことにしています。
得たいの知れないオリーブオイルで不安になりながら摂取することは体にとっても良いことではないと判断しました。
あなたが買っているオリーブオイルを疑ってみて!
・プラスティック容器に入っているオリーブオイル
・ビンの容器に入っているけれど1リットル1000円前後と安いオリーブオイル
・逆に100ミリ3000円くらいする宣伝広告費に多額の経費をかけている高いだけで本当は粗悪なオリーブオイル
これらのすべてのオリーブオイルが偽物である可能性があります。本物かどうかを見極めるのは自分の味覚しかありません。
もしも偽物のオリーブオイルを健康のためにと使い続けるならば、健康を維持するという目的が達成できません。偽物に対しては1円でも払いたくありませんよね。
オリーブオイルに関しては、本物の味が分かる人に選んでもらうか、オリーブオイルのソムリエになるしか無いようです。
【追記】
それでも、オリーブオイルを使いたいという人は多いと思います。そこで、安心安全なオリーブオイルであることを保証してくれる人たちがいれば、我々一般消費者にとっては非常に助かりますよね。
たとえば、小売店のカルディーさんも、オリーブオイルの農家がどのようにオリーブを収穫してどのような製造工程で作られているのかを事細かく正確に答えられる店員さんは少ないと思います。どちらかというと商売側の人間です(当たり前ですが・・)
一方、生産者と消費者の中継役をしてくれて、しかも消費者側に優位になってくれる団体が存在するのも事実です。
たとえば、私が最近利用している「生活クラブ」という団体は、販売している消費材料を本当に安全かどうか現地まで足を運んで徹底的に品質管理をチェックしています。
私はまだオリーブオイルを購入していませんが、今後は「生活クラブ」が提供しているオリーブオイルを試してみたいと思っています。
ちなみに、料金が500mlで900円くらいです。極端に安くもなく高いわけでもありません。それは利益重視ではない「生活クラブ」のシステムだから可能なのでしょう。
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