パパでも出来る鶏がらスープの作り方をご紹介します。
意外と簡単に作れて、とってもおいしいです。コラーゲンもたっぷりでお肌にも良いので、パパが作ってあげれば奥様に喜んでもらえるでしょう。
私は、毎年、大晦日に鶏がらスープを仕込むことが多いです。年末年始は大晦日に作った鶏がらスープが大活躍します。大晦日の夜は鳥なべ、年越しそば。元旦の昼はお雑煮に利用できるので多めに仕込んでおくと便利です。
ネット上では、業者さんっぽいサイトが作り方を公開していたりしますが、本当の作り方は企業秘密だと思うので大事な工程は、隠されている場合があります。基本は真似をして、最終的にはおいしいと感じるスープがとれるように、個人個人オリジナルの作り方を目指してください。料理に家庭ごとの個性があることは大事ですからね。
この記事では、私が大晦日に鶏がらスープを作る過程を公開しています【すべて実体験です】
まずは、失敗しないための3つのポイントを確認!
POINT2 鶏がらの下処理はしっかりと!
POINT3 火加減は弱火でじっくりと、沸騰させないように!
沸騰させて吹きこぼしてしまうと大事なエキスが減ってしまいますので特に注意をしましょう。
鶏がらスープが出来るまで!大まかな流れの確認!
- 食材調達
- 鶏がらの下準備(解凍、アク抜き)
- 煮込み開始
- 煮込み中盤
- 煮込み後半
5つの工程のうち、一番重要なのは「鶏がらの下準備」です。ここさえ手抜きしなければ、大きな失敗はしません。
1、食材調達
【必須】鶏がら2羽分、しょうが、ネギの青い部分、こんぶ、酒、塩
【お好みで】キャベツの芯、たまねぎ、人参
当日にすべて用意しなくても、事前に冷凍しておけば良いでしょう。
2、朝10時 冷凍してある鶏がら2羽分を冷凍庫から取り出し、常温で放置する。(所要時間 3時間)
※電子レンジで解凍するのはやめておきましょう。味も落ちますし、科学的にも細胞や酵素などの栄養素が破壊されるようです。時間がない人は、水を入れた鍋やボール(大)の中に鶏がらを浸しておくと良いでしょう。ただし、鶏がらがギンギンに凍っていますので水がすぐ冷たくなって解凍しずらくなってしまいますので、最初の2,3回は水を取り替えると良いでしょう。
13時 鶏がらの下処理開始 (所要時間 1時間)
・この記事を書いている日の室温は23度でした。3時間ほど常温で放置していたら80%~90%ほど解凍されていました。完全解凍まであと30分くらいかかりそうでしたので、水に浸しておくことにしました。
・とりがらの内臓(赤い塊)を取る。鶏がら全体を流水で洗う
・鍋に水を入れて、沸騰させる。
・沸騰させたお湯に鶏がらを投入、弱火で再沸騰させて、アクが浮いてきたら火を止める。
・お湯は濁っていて臭いので捨てる、鶏がらは熱いので流水で洗う。
・鶏がらを胴体部分と首の部分をバラす、首はポキポキ折っておくと良い。
・新しい鍋に水を入れて鶏がらを入れる。(※お湯からではなく水の状態)
・沸騰手前まで中火~やや強火で待つ(10分から15分)
・沸騰しそうになったら弱火~中火にする。
(火加減は、鍋の下からブクブクが出るような感じ、とりがらが揺れる感じが良い。弱すぎると完成までに時間がかかりすぎてしまう。)
・アクが出てきたらこまめに取る。
3、煮込み開始 14時~ (所要時間 60分)
下処理をしっかりしているとアクがあまり出ない場合が多いが、アクが出てきたらこまめに取る。
30分くらい煮込んでアクが出てこなそうになったら、「しょうが、野菜クズ、こんぶを全部入れる。」
※40分経過したら、入れた野菜と昆布はすべて取り除く。(野菜を煮込みすぎると独特な臭みが出る場合があるため)
4、煮込み中盤 15時~
ひたすら弱火~中火でコトコト煮込み続ける。水が3分の1ほど減ってくる。この時点で水が半分以下に減ってしまった場合は火が強すぎ!
5、煮込み後半 17時~
ひたすらコツコツ煮込み続ける。最終的に4時間煮込んで水が1リットルから1.5リットル残るくらいに水を足していきます。
1時間当たりでどのくらい水が減るのか?を把握しておくと良いですね。
18時にスープが完成のはずが
今回は失敗しました、水の味しかしません・・・。その場合は煮込みの時間を延長します。また、とりがらの種類や火加減によっても結果は変わってしまうので、1回で諦めずに、何度もチャレンジして経験を積んでいきましょう。成功している場合は、よほどの味覚音痴でない限り、「うまい!」と感動できるはずです。
ガス代が、かかりますので怒られる家庭はありそうですが・・・
19時まで延長!
火加減が弱すぎたのか?いつもの鶏がらを使用しなかったせいなのか?いつもよりスープの完成度が低かったので1時間煮込みを追加した結果、まずまずのおいしさとなりました。
コメント