私は、人間にとって自分の歯で食事をすることは大切なことだと考えているので、今後も虫歯が出来ないように対策をしていきたいと思っています。
もうすぐ40代に突入し、今でこそ虫歯はありませんが、健康に意識が全く無かった若いころは結構虫歯になっていました。
とくに、高校を卒業してから20歳前後にかけて、歯磨きを怠っていた時期がありました。
中学生くらいの頃までは、親の方針もあって、朝と夜の2回歯磨きを徹底されていましたので、おかげさまで虫歯はなかったのですが、
大人になるにつれて親の監視が薄れてくるともともと面倒くさがりやの性格なため、2,3日歯ブラシしないなんて時もありました。
・歯ブラシって面倒くさい・・
健康に全く興味がなかった頃は歯磨きしないことが虫歯の原因だと思っていました。ですから歯磨きしない自分が悪い、自業自得だと思っていました。
しかし、30代になり健康に興味を持ち出してから自分なりに歯について調べてみると、毎日3回しっかりと歯磨きをしていても虫歯になる人がたくさんいることや、逆に、ほとんど歯磨きをしなくても虫歯にならない人もいるってことが分かってきました。この違いは何なのか?興味が沸いてきました。
常識的には、とにかく歯磨きを徹底することが虫歯を作らない方法だと思います、歯医者に行けば「しっかり歯磨きしてくださいね!」と決まりセリフのように毎回言われます。しかし、磨いても磨いても虫歯になる人はいるのです・・・。
磨き方が悪いのか?磨くタイミングが悪いのか?スーパーで売っている安い歯ブラシがダメなのか?いろいろ原因はありそうですが、とりあえず私が昔に虫歯になった原因を振り返ってみたいと思います。
・私が、虫歯になった原因
・糖質とりすぎ
私は、極端な甘党で、アイスコーヒー1杯にガムシロップ5,6個入れるほど・・・、缶コーヒーもコーラーも大好き!白米も大好き。つまり、日々「糖質」を大量摂取しておきながら歯ブラシをしないという失態をしょちゅう起こしていたわけです。
どうして糖質の代表である白砂糖や白米を食べると虫歯になりやすいのか?
食事をしたあとに歯に残った「糖質」が酸を放出し、歯のエナメル質を溶かし虫歯菌が歯の内部にどんどん入り込んでいくからと言われています。
ですから、食事(とくに白砂糖、白米)をしたら食べかすをしっかりと取るために歯磨きをしっかりとしないといけないという理屈になるのですね。
何となく納得できる気がします。
・腸内環境が悪化していた
また、白砂糖の過剰摂取のために、腸内環境が悪化し免疫力が低下していたことも虫歯を引き起こす原因となっていたようです。白砂糖は悪玉菌のエサになってしまいますので腸内環境が悪化します。腸内環境が悪化することで、あとで述べますが虫歯を退治するホルモンとかが分泌されにくくなります・・・。
・間食ばかりしていた
食べ物を食べると歯のエナメル質が剥がれます。その後、唾液がコーティングしてくれます。
つまり、歯は食事のたびに歯が溶ける脱灰(だっかい)と溶けた歯を唾液の力で戻す再石灰化(さいせっかいか)を繰り返しています。
そのバランスが崩れると歯の再石灰化が出来なくなり虫歯が進行してしまいます。
バランスが崩れる原因は、間食です。私の場合、1日3食の食事の他に、甘いコーラやおかしを暇があれば食べていました。
いつ再石灰化する暇があるんだ!ってくらい間食の多さです。
そりゃぁ、虫歯になります。
・歯間ブラシをしなかった
今でこそ、歯は立体であり4面しっかりと磨く必要があることを理解してからは「糸ようじ」を利用していますが、若い頃は家にすらありませんでしたからやっていません。
おそらく歯と歯の間に相当食べ残しがあったことでしょう。
・歯を磨かなくても虫歯にならない人の特徴
歯磨きをしなくても虫歯になりにくい体質の人がいます。果たしてどのような人なのでしょうか?
・唾液に虫歯を作らないホルモンが大量に含まれている
世の中には、うらやましい人がいるもんです。食事をすると自然と唾液が出ますよね?唾液には食べ物を殺菌してくれたり、消化しやすいように分解してくれたりする成分とか、いろいろな物質があらゆる役目を果たしてくれています、その中に虫歯を生み出さないためのホルモン物質も含まれているとのことなのですが、このホルモンが少ないと虫歯になりやすい傾向があるようです。
人間には自然治癒力があるので、自ら虫歯を生み出さない環境を唾液が作ってくれていることは素直に納得できます。
つまりは、自然治癒力が弱まっているとダメ?
いくら虫歯退治ホルモンが虫歯を生み出さないようにしてくれているとはいえ、自然治癒力が弱まっているとホルモンの分泌量が少なくなってしまい虫歯は進行してしまうでしょう。
自然治癒力しだいで、今まで歯磨きをしっかりしないでも虫歯にならなかった人が突然虫歯になりやすくなることも考えられます。とくに風邪をひいたり、ストレスをかかえるようになったりすると自然治癒力が落ちます。
自然治癒力はどうやって鍛える?
> 自然治癒力についてはコチラの記事に書いておきましたので読んでおいてください。
自然治癒力とは免疫力のこと!免疫力をアップするためには、普段の食生活が重要なのです。腸は最大の免疫機関と言われています、腸を良い状態にキープさせることが健康を維持する秘訣なのです。
歯磨きはしたほうが良い?
腸内環境が良くて自然治癒力(免疫力)もばっちり、糖質制限も行っていれば虫歯になりにくいことには間違いありませんが、それでも日によっては体調が悪いときもあるでしょう。そんなときに歯ブラシをしなければ、虫歯ができてしまう可能性もあります。だったら、最初から歯磨きを習慣にしておけば良いのかなと思います。ただ、どうせ歯磨きをするならば正しい方法で磨きたいものですね。
虫歯になりにくい歯磨きのポイント
・歯の再石灰化をさせるため、食べてすぐに磨かないこと
・まずは、うがいをしてから、歯の表面をゴシゴシ磨かない、優しく軽く磨く
・糸ようじなどの歯間ブラシで歯と歯の間を磨く
※うがいする時は、コップに重曹を1つまみ入れた水ですると良いです。重曹はアルカリ性なので、食後に酸性化されてしまった口の中を中和させる働きがあります。
重曹で歯ブラシをする人もいるようですが、しょっちゅう重曹で磨くことはオススメできません。必要以上に歯の表面が削られてしまい弱ってしまうからです。うがいは毎日でもかまいませんが、重曹歯ブラシは週1回とか、気が向いたときだけにしましょう。
歯磨き以外で虫歯にならないために気をつけること
・食後中はよく噛んで唾液をたっぷり出すこと
・食後は唾液を利用して歯の表面をペロっと舐めること
・間食をしないこと
・糖質制限を行うこと
・腸内環境を良くし自然治癒力をアップさせること
※腸内環境を悪化させないためには、市販の歯磨き粉を利用しないことも大切です。
私がめったに歯磨き粉を使わない理由
私は、歯磨き粉をあまり使いません。その理由は、あまりよろしくない物質が入っているからです。
とくに、
ラウリル硫酸ナトリウムや合成界面活性剤、フッ素、パラベンなどの防腐剤が入っている歯磨き粉は体に悪い成分なので避けたいところです。
歯磨きは毎日することなので、歯磨き粉を毎日口にいれることになります・・・。大昔の人は薬品で出来た歯磨き粉など使用していなかったはずです。現代人は歯磨き粉を当たり前のように使っていますが、虫歯には効果はありませんし、やはり化学物質は腸内環境にも良くないので控えるようにしています。
食後の口臭が気になる人は、先ほど紹介した重曹うがいをすれば十分です。
歯石のとり方
今までの常識で歯磨きをしてしまうとどうしても歯石はついてしまうものです。
歯ブラシの本来の目的は、歯と歯の間の食べかけのカスを取るためと、歯の表面のプラーク(歯石)を作らないようにするためです。また、歯ブラシでは取りきれない歯と歯の間の食べかすは糸ようじで掃除すれば解決です。ですから、歯ブラシするときに力いっぱいゴシゴシ磨く必要はありません。歯の表面はやさしく磨けばそれで十分なのですね。
・食後30分は歯磨きをしないことや、重曹うがいをすることで歯の再石灰化を促し、最後の軽い仕上げとして歯磨きをします。
それでも歯石がついてしまう場合は、
歯ブラシを変えてみるのも良いでしょう。
昔の話で、マグロ漁船のような海の上で長期間過ごさなければならない環境にいた乗組員の男性が、虫歯を放置していたために歯がどんどん痛くなって結局死んでしまったというケースがありました。
虫歯を放置することは命にもかかわる危険なことなのです。
とりあえず今の時点で虫歯があって痛みが出ている場合は、すぐに歯医者に行って治療してもらったほうが良いでしょう。
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